
3/27の日誌で書いたものの週末はよくよく相場の想定の事を考えていた。市況がどうなったらどうしようか、売りポジションを立てようか、買いポジションを減らそうか、SPがどこまでおちたらその場合どのくらい損になるのかな、などなど。
確かに市況はどうなるのか、今ちょうどSPは前回の安値を割り込む直前の5500ポイント台である。ここを間違いなく割り込んでいけば調整入りである20%の下落水準まで行く可能性が高まる。
一方、持ち直すのであれば上値がインフレとスタグフレーション懸念で上値が重いながらも時間をかけて持ち直すかもしれない。今は試金石なタイミングなのだ。
ポジションを持つのであれば最大損失を計算しておくことは今回重要だとわかった。それはやったし、なんとか耐えられる水準だとも確認した。
それでもだ、下落が濃厚であれば「なんでポジションを立てておくの、損するのがわかってるのに」ということになる。確かにそうだ。でも撤退すれば完全に損失確定、相場からも目を離しがちになり無くした損失を取り戻す機会を逸する。
であればよくよくよくよく考えた末、その折衷案としてよいのは「ポジションをへらすこと」。買い玉を2つもっているのであれば下落濃厚と判断したタイミングでその買い玉を一つ売る。それならば、一つ玉を残しているのでどこまでも相場を注視することになるし、フォロースルーデーが出たタイミングなどでももう一度買いを入れればよい。
長期の戻り待ちが必要だとしてもこの方が経済的だろう。むざむざ損失を広げる必要も、29Kの最大損失を抱えるリスクも半分になる。これによってもっともいい効果は心労を減らせることだ。しかしながら、この投資の最大の恩恵は常に相場を注視し、知識を蓄え、勉強の必要性を感じることだろう。こうして過程において投資力が磨かれると思っている。
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